私はカウンセリングはやらないのですが、瞑想を習ってくださる方からいろいろなお話を伺うことがあります。
その中でよく
「では◯◯のようには考えない方がいいんですね?」とか
「◯◯というように考えないようにします」
とおっしゃる方がいます。
ある感情や思考をもってしまうとき、たくさんの人が「考えないように」「思わないように」という解決の方法を取ろうとしているのかなと思います。
でもTMの考え方では、
「感情は思考よりも精妙でかつパワーがある」
と言われています。
つまり、思考の力で感情を変えようとするのはムリがあるということです。
「◯◯と思わないようにする」ことをがんばって続けていると、感情も思考も疲れてしまいます。
そのうちに、本当は存在する感情を、ないものと装う、思い込む…ということになります。
こうなると自分で自分を否定することになり、自分がかわいそうですね。
本当は持ちたくない感情を持つことは誰にもあることですが、そのときにそれを先ず認めていくことをお勧めしています。
いいとか悪いとかでなく「あ〜、私ったらこんなふうに感じているんだな」と認めていくのです。
瞑想を続けていくうちに、自分で自分の感情を認めるのが上手になり、そのうち、その感情が消えていくのが早くなっていきます。