瞑想の体験については人それぞれです。
多くの方は「こういう感じがした」と表現されるのですが、「特に何も感じない」と表現される方もたまにいます。
そのような方も違う角度からいろいろ伺っていくと「何も感じていない」のではないとわかります。
ではなぜ「特に何も感じない」と答えられるのでしょうか?
それはご自身が「感じる」ことには「客観性がない」と思われているからのようです。
たしかに…
「感じる」というのは主観的なことで、客観性はないです😅
その当然なことが、「いけないこと」と思われる習慣がその方にはあるんですね。
客観的であることが発言に値することで、そうでなければ発言してはいけない…のように考えていらっしゃるようです。
それをずっと続けていると、自身の主観が置き去りになり、自分がどう感じているか?がわからなくなっていきます。
そういうタイプの方も、瞑想を続けていくとご自身の主観に気づき、だんだんと「自分が何を感じているか?」がわかるようになってきます。
瞑想をしていると「自分自身を確立する」と言われますが、「主観的な自分を取り戻す」こともその一つですね。