「日常」には愛着を感じるものがたくさん詰まっています。
いつもの道,いつもの店、いつもの電車。
「いつもの」だけど、毎日違う。
気分によって、季節によって…
人にはそれぞれの日常があり、見え方もいろいろだと思います。
日常に美しさ、愛おしさを見出せるのは、 心身の状態がよかったり、やりたいことがやれている時かな?
一方、「旅」は新鮮です。
日常にはないものを見て,ふだん感じないことを感じます。
昔、長い旅をしたころ…
旅が長くなるとだんだん日常から遠のいていくように感じました。
それは解放されたような、でもどこか寂しいような感覚です。
愛着のある日常に戻りたい気持ちと、もっと遠くに行きたい気持ちの両方があります。
朝は日常がいちばん色濃く感じられる時間です。
どこかの駅のカフェでゆっくり朝ごはんを食べながら、通勤する人たちを眺めていました。
私の旅と彼らの日常が交差する時間。。。
人々は毎日ここを通って同じところに通勤しているけど、私は明日は違う町にいる…
その独特の気分を大切に思うので、私は今でも朝のカフェが好きなのかもしれません。