桜の季節になりました🌸
普段考えないことを考えたりします。
円安のせいか、外国人観光客が増えていますけど、桜の時期に外国人観光客の方を見ると特に感慨深いといいますか…
というのは、私、とても旅が好き、外国が好きなんですけど、他の国に長〜く住みたいと思ったことはないのです。
1年とか2年とかなら楽しそうだなと思うんですが、やはり日本が好きなんです。
もし、日本人に生まれてなかったら、ぜったい日本に憧れてたと思います。
「一生に一度は行きたい」と思っていたでしょう。もしくは何回も来てたかも。
トウキョウやキョウトだけでなく、マニアックな地方の町や村に行ってたでしょうね。
そして、そのうちに「こんどはぜったいサクラの時期に行くぞ!」と決意してたと思うんです。
この時期、日本への航空券は高いそうです。
それだけでも来るのが大変ですね。
そして航空券を買う時点で、サクラがいつ咲くかはわからないところがスリリングです。
今年なんかは満開の時期が、3月初め頃の予想から2週間ほどズレました。
日本にどれぐらい滞在するかはそれぞれだと思いますけど、1週間の滞在だとかなりリスクがあります。
サクラの時期をねらったつもりなのに、サクラを見ないで帰ることになる場合もありますね。
外国から来て、バッチリ満開の桜を見れたら、すご〜くラッキーだと思います🌸
外国人観光客の方を見かけるといつも「日本に来てくれてありがとう。日本の文化に興味を持ってくれてありがとう」と思うのですが、
この時期は特に「ほんとによく来ましたね」と思います。
この時期の日本がどんなに特別か、どうぞよく見て帰ってください。
この時期は日本人が日本人の心を思い出すとき。
誰もが何となく優しい気分になるとき。
もし私が外国から来た観光客だったら、そこを感じとることができるかな?
この特別な時期の空気感がわかるでしょうか?
与謝野晶子のこの句を毎年思い出します。
“清水へ祇園をよぎる桜月夜
こよひ逢う人みなうつくしき“
外国人観光客にとって、逢う人がみなうつくしく見えたでしょうか…?