金沢に用事があって、娘Nと行ってきました。
4年ぶりの金沢です。
娘Nと出かけるときは、近くに安藤忠雄氏の作品がないかなぁと調べるんですが、金沢のすぐ近くのかほく市にあり、それが「西田幾多郎記念哲学館」だとわかって驚きました!
最近の私は静かな哲学ブームなので笑
もちろん娘Nは「西田幾多郎」を聞いたこともなく、「哲学」と聞いて引いていましたけど、「京都の哲学の道の人だよ〜」というと、ちらっとこっちを向いてました👀
京都の哲学の道は行ったことがあったので笑
しかし私も、娘Nとあまり変わらないレベルで、西田幾多郎という人がどんなことをされたのか?などまったくわからないまま、「とにかく安藤建築を見よう!」ということで出かけました。
遠くからでも目立つその建物は高台に建っていました。
安藤氏の作品は、言われなくてもそれとわかる、明らかな個性と特徴があります。
これがエントランス。
地下から2階までの吹き抜け。
長く美しい廊下。
展望室からはのどかなかほくの風景が見渡せます。
遠くに雪山が見えました。
そして海もちらっと…
この建物が幾多郎先生の生誕の地、かほく市の美しさを伝えようとしているのが感じられます。
展示室は写真撮影ができませんでしたが、哲学という学問がどんなものなのか?
西田先生が何を考えていたのか?
が(ぼんやりとですが)私にもわかるような展示になっていて、一見難しいことをわかりやすく伝えようという試みに好感がもてました。
哲学的な言葉は、一般人には何を言っているのかわからないようなわからないようなものが多いと感じていましたけど、これなんかはわかりやすい。今の時代にもぴたっとくる名言ですね。
この他にも西田先生の言葉を印刷したカードがおいてあって、家に持ち帰ることができます。
最初はわからなくても、眺めているうちになんとなくわかってくるような言葉もあるのかもしれません。
一冊本を読むのはとても無理…という人でも西田先生の言葉に親しみが持てるような工夫がいいですね!
西田幾多郎先生の偉業と安藤忠雄氏の美しい作品がとてもマッチしていて、安藤氏がこの建物を作られた心意気みたいなものが感じられました❤️
ウェブサイトはこちらです。
http://www.nishidatetsugakukan.org