中畑邦夫先生が開催されている哲学カフェに2回ほど行きました。
https://www.facebook.com/chikurinsawakai/
先生が哲学の講義をされるのかな?と思って参加したら、毎月テーマがあって、それについて話し合うという感じでした。
先生の話の引き出し方がとてもお上手で、参加されている方の考え方や意見をとても興味深く伺うことができました。
私たちが日々の生活で「こうあるべき」「これが当然」「これがいい」「これは悪い」と考えていることが、果たして本当にそうなのか?
違う角度から見たら違うように見えたり、違う立場から見たら違う見方になったり…
そういうことに気づかせてくれる場だなと思いました。
先生も断定的なことはおっしゃらず、ひたすらみんなの話を引き出し、常連さんたちも「自分はこう思うんだけどね」という姿勢でお話をされるので、その場は自由でなんでも言える感じがします。
人の言うこと、考え方を否定する人がいない場というのはなかなかないなぁと感心しました。
人は自分の考えを正しいと思いがちですし、それと違う考えを間違っていると思いがちですが、そのように自由に発言できる場があると、「へぇ、そんな風にも考えることができるんだ⁉︎」と新たな発見があったり、物事を多角的にとらえることができるようになる気がします。
「哲学」というと難しいイメージですが、自由に考えていることを話せる場、物事を多角的にとらえる場として、「哲学カフェ」は、これからの時代にさらに需要が高まるのではないでしょうか?
中畑先生は「こどもてつがく」の動画もアップされています。
枠にとらわれず、自由に考えることができる子どもが増えるといいなぁ!