Enjoy 瞑想ライフ

瞑想している日常と旅について書いています

尾道とバルパライソ

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先日、尾道の「ハライソ珈琲」さんに行く機会があったんです。

 

「ハライソ」ってなんのことだろう?とわからなかったんですが、

 

お店の看板が「Paraiso」となっていて、「あれ?ハライソではなくて、パライソ?」とよけいにわからなくなりました💦

 

そこでマスターの吉崎さんにお店の名前の由来をうかがったところ、

「Paraiso」とはポルトガル語で天国のことだそうです。

 

日本語では「ハライソ」なるそうで、吉崎さんは、キリスト教伝来のころ、日本に来た宣教師が「ハライソ」と教えたのでは?とおっしゃっていました。

 

なんか情緒のあるネーミングですよね。

「五島」「長崎」「隠れキリシタン」というようなワードが頭をよぎります。

 

もとは「Paraiso」だと聞いて思い出したのは、もう40年近く前に訪れた南米チリの港町、バルパライソでした。

 

バル→谷、パライソ→天国ということで、天国の谷という意味だそうです。

 

丘の下と丘の上に町がわかれていて、ケーブルカーのようなものが上と下を結んでいる港町。

 

たしか丘の上が高級住宅地だったような…?(反対だったかもしれません)

 

その頃私は南米を3ヶ月ぐらい旅していて、どんなホテルに泊まったかとか何を食べたのかとか、全く覚えていないのですが、

 

「バルパライソ」という独特の響きを持った町の名前、丘の上に上がる古いケーブルカー、港で乗った観光船にギター弾きが同乗していたこと…などは印象に残っています。

 

バルパライソと尾道にも共通点がありますね。

 

海があって、ケーブルカーがあり、丘の上にも家がある…

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そしてまた、ハライソ珈琲さんとバルパライソにもなんとなく共通点がありました。

 

レトロで情緒があるだけでなく、複雑な感じがあります。

光と影のような。。。

 

そうです、バルパライソは光と影の町でした。

「天国」というネーミングとは裏腹に、影の存在も感じる町。。

 

 

ハライソ珈琲さんを訪れたことで、眠っていた私の中のバルパライソが、また生き生きとした印象となってよみがえりました。

 

バルパライソの町をゆく吉崎さんを想像するのはとても自然な気がするので、いつか行かれるのかもしれません😊