料理をするときに味見をしません。
なんとなくしなくなったのは、できたものを食べるとき、味見をしているとおいしさが減ることに気づいたからです。
そしてその後、アーユルヴェーダでも味見は推奨されていないことを知りました。
料理の全体性が味見によってそこなわれるという考えです。
私は自分のために味見をしなくなっていたのですが、このアーユルヴェーダの考えは、「食べる人」のために味見をしないということですね。
では、味見をしなくてどうして「味」がわかるかというと、五感のうち残り4つの感覚をフルに使っているようです。
視覚は当然ですね。火の通り加減などがわかります。
触覚を使って、食材を切るときに、やわらかさ、硬さ、水気がどれぐらいあるか?を無意識にみています。それによって、茹でる時間、炒めるときの塩加減、油の量などを調整します。
たとえば食材が乾いている感じだったら、少し油分を多めにするなどです。
嗅覚ももちろん使います。焦げ目のつき方、火の通り加減など、匂いでわかります。
聴覚も、食材を切るときの音、炒めるときの音…で情報を得ることができます。
考えてみると、料理するとき五感のうち味覚以外を全て使っているわけで、おもしろいなぁと思いました🙂