阪神大震災の前の神戸には、お好み焼き屋さんがもっとたくさんありました。
実家の近くの住宅地にもあって、帰省したらよく行ってました。
神戸の昔からのお好み焼き屋さんはおばちゃんが目の前の鉄板で焼いてくれて、自分で焼くより、ぜったいその方がおいしいんです。
大きい鉄板の向こうにおばちゃんがいて、鉄板を囲んでお客さんの席がありました。
もちろん「コテ」で食べます。
お箸はつかいません笑
神戸の子どもは小学生ぐらいから、近所のお好み焼き屋さんに一人で(または兄弟で)食べに行っていたものです。
それくらい地域に密着してましたね。
残念だけど、あの、近所のお好み焼き屋さんの味は、もうどこにもないです。
神戸人はそれぞれお好み焼きにこだわりがあり、自分の味がありますが、私が今作るお好み焼きはとてもシンプル。
・キャベツ
・卵
・全粒粉
・岩塩
だけです。
基本ベジなのでお肉を使わないのですが、お肉の代わりのものも、必要ないんです。
水も入れません。
春キャベツは甘くてお好み焼きに合います。
ソースもつけずに食べるので、岩塩でしっかり味をつけます。
キャベツは出来るだけ細かく刻みます。
以前はかつおぶしを使ってましたけど、ない方がおいしいと思うようになりました。
キャベツの味を最大限に生かすのは、この作り方が一番!
と思うのですが、賛成してくれる方は少ないでしょうね笑
このシンプルな中に、神戸のお好み焼きスピリットがちゃ〜んと詰まっているんですが…