桜のつぼみが膨らんで、ピンク色になってきました。
都内ではもう咲いているところもあるようですが、開花宣言は数日後になりそうですね。
桜が咲くということは、私たち日本人にとって、特別な意味を持つ気がします。
華やかで、明るい、曇りがなく、誰もが愛でたくなる美しさと同時に、妖しさや、いずれは散ってしまうはかなさも感じます。
桜についてのこの複雑な感情は、私たち日本人の感性を育んできたのではないでしょうか…
1995年阪神大震災の年に、そして2011年に、
「こんなときにも桜が咲くんだなあ」と思ったことを思い出します。
それらの年の桜は、悲しく重苦しい桜でしたが、それでもとても美しかったです。
今年も世の中に重苦しく不安な空気がある中で、早めの桜が咲きます。
私たちの心境は複雑ですが、
毎年咲いてくれる桜に、そしてこの宇宙のすべてを司っている自然法則に、感謝と敬意を持ちたいと思います。